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”O邸”
location :meguro Tokyo
main use : Residence
total floor area : 140m2
photo : D4m architect
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photo by D4m architec office
目黒区の住宅地に完成した木造3階建ての住宅。
隣地が緑豊かな公園で、桜やもみじの木が四季を感じさせてくれます。その公園から、3階部分を仰いで撮影。
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@copyrite 2014 D4m architect office
All rights reserved. |
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■リビングダイニングとつながるテラス
タテとヨコの広がりを感じさせる工夫
周りの景色を取り込み、技術的に法規的に最大限のスペースを利用する事が大切です。
3F Living room to Dining room
3Fリビングダイニングの天井高をできるだけ確保し、その天井高を強調するために、サッシの上のたれ壁がくる部分にもう一段建具を配置し、つながりを演出。開閉をしない部分の建具は、木製サッシをオーダーで製作しました。
木製サッシは、リビングの三角窓ダイニングの台形窓を製作しましたが、オーダー品なので、工場がある新潟まで2トントラックで取りに行ってもらい、更に取り付けの際には、ガラスが100キロ以上の重量があり、足場を組みなおし、男性4人がかりで、苦労して取り付けていただきました。
3F Living room kitchen
キッチンは、忙しい朝でも朝食をさっと取れるように、カウンターつき。
キッチン周りの収納を充実させたいとのご要望で、キッチン奥の食品庫のスペースと、バック収納で収納量はたっぷり。
交友関係が広く、ご友人を自宅に招かれる事が多いので、リビングとテラスをフラットにつなげたいとのご希望でした。
ダイニングテーブルをテラスに半分引き出して使えるように、リビング側の床を高くして、建具は、なるべく広く開けられるように、3枚引きを採用。テラスのデッキの高さを調整し、高低差をなくしました。
雨がかかる部分は、室内に水が入ってこないように、またトリッキーなことをして雨漏り等、躯体にダメージを与えないように、設計と施工で検討して細心の注意を払います。
テラスのデッキは、排水溝周辺ははずせるように加工して、メンテナンスができるようにしています
■個性的な外観
隣が公園で、都心では珍しく2ケ所見せ場が作れる住宅でした。
公園側からは、3階部分の形の面白さ、そして正面側からはフラットな面を強調したつくり。それぞれがそれぞれの仕事をしてくれていて、飽きの来ない個性的な外観の住宅の印象を保ってくれています。
Facade
Facade
1F
1階の個室部分には、遠方のご両親や友人が泊まりに来ても、使えるように、ミニキッチンを設置。窓から見える公園の緑がとても涼しげです。
entrance holl Stairs
階段上にトップライトを設け、暗くなりがちな階段の採光を確保しています。
2Fと3Fをつなぐ階段は、光が落ちるようにスケルトン階段で光を下に落とします。
walk-in closet
powder room
■都心でカーテンをしない生活
1Fの個室にはセキュリティの確保で、窓に電動のルーバーをつけました。
電動ルーバーはボタン一つで角度を変えたり、収納もできるので、雨戸やカーテンの代わりができる優れものです。
1F
2F bed room
2Fのにはブラインド代わりに電動のルーバーを設置。強い台風の数が多くなってきた昨今、このルーバーは雨戸代わりにもなるので一石二鳥。
こだわりのフローリングのヘリンボーンと壁の色。壁の色はどうしても白一色になりがちですが、海外で生活されていた経験があるので、自由な発想でカラーコーディネートされ、いろいろな色合いをチョイス。私たちも勉強になりました。
2F
2F床材は、ほとんどの部分でグレーの塩ビタイルを使用。歩いた感じがとても柔らかな感触で、素足で歩いたときの肌触りがとてもさらさらとしています。フローリングを見慣れている人には、とても新鮮な印象を与え、石と木材の丁度真ん中のよい部分を持っているような素材です。
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