TK reform 埼玉県入間市 2006.06

全てが白いキッチン
実例
実例 デュポンの人造大理石によるキッチン

 対面のキッチンで流しのみリビング側にし、またダイニングテーブルを平行に伸ばすというプランニングはキッチンの伸びやかさを演出する場合に多く用いられます。その場合流し部分の高さとダイニング部分のテーブルの高さの違いをどのように解消するかがポイントとなります。今回はその段差を人造大理石を一体に成型し、テーブルの上に人造石の塊が載っているようにデザインしています。
実例 ロールスクリーンによる部屋の分割

 キッチンの右側が寝室ゾーン、左側がエントランスゾーンとなっていますが、おのおの大型のロールスクリーンで仕切っています。寝室ゾーンには遮光タイプの生地を選び、引き戸などで仕切るよりラフなイメージで空間を仕切ることができます。
実例 バック棚

 バックだな部分はセンターにコンロを設置し、同じ高さの吊りとだなとレンジフード部分も同じ素材で覆うことで、全体にシンプルな壁面を構成することができます。
実例 人造大理石のシンク

 デュポンの人造大理石は、同じ素材でシンク(流し)部分も作る事ができます。また人造大理石は、一体で成型することができるので、天板とシンク部分が一体の継ぎ目のないシームレスとすることができ、白い塊がよりいっそうきれいなものとなります。人造大理石も表面を#300程度の番手で磨くことにより、ソフトな質感を見せることができます。
実例 開放的な外部空間

 大変間口が広く、緑の多い空間を室内に大きく取り込むために外に向かって広がりのあるプランニングとしています。少しでも収納や、デスクの出っ張りを室内側に設けて、開口部分は開口部いっぱいに壁が広がっていくようなプランニングとすることで、外部の景色が室内に広がって見えます。
実例 バリアフリーに配慮

 引き戸を多く用いることで、開閉のしやすさに配慮し、バリアフリーとしての使い方を想定した、水廻り空間としています。